オシャレをすることが戦わないという思いを伝える方法だった!




皆さんは戦争と聞いてどんなことを思い浮かべますか。
過酷な戦場、愛するものとの別れ、尊い命が奪われる…

戦争が終わって70年以上経っている私たちの住む日本では既に遠い日の記憶としての戦争しか知らない人が圧倒的になった現在の日本では“戦争”と言われてもピンとこない人の方が多いかもしれません。

IT化が進み、グル―バル化されている現在、日本の裏側に住む人々や、辺境の地に暮らす人々とも気軽に話ができ、軽いジョークを交わせる時代になりました。

これだけグル―バル化され、国境というものの垣根が少し低く感じられる様になった現在でも内戦が引き続いている国々があることを皆さんは知っていますか?
現在も内戦が続いている国の一つであるコンゴ共和国でのある話題を今回ご紹介したいと思います。

1分で分かるコンゴ共和国の今

【 コンゴ共和国 】


出典:https://upload.wikimedia.org/

正式名:République du Congo (レピュブリク・デュ・コンゴ)
英語名:Republic of the Congo (リパブリク・ァヴ・ザ・コンゴ)
公用語:フランス語
首都:ブラザヴィル
人口:約4,200,000人
時差:日本との時差は日本時間のマイナス16時間
通貨:CFA(フラン)

中央アフリカにあるコンゴ共和国は東隣にコンゴ民主共和国、北隣にカメルーン、中央アフリカ、西隣にはガボン、南隣にはアンゴラの飛び地であるカビンダと、四方を他のアフリカの国々に囲まれた日本とほぼ同じ面積を有している共和国です。


出典:http://www.mofa.go.jp/

コンゴ共和国とコンゴ民主共和国、この似た2つの国は15世紀ごろまでコンゴ王国という一つの国でしたが、16世紀にポルトガルが侵略した後、19世紀に開かれたベルリン会議によって現在のコンゴ民主共和国をベルギー領、現在のコンゴ共和国をフランス領、そしてポルトガル領の3つに分断されていましたが1960年にコンゴ共和国はフランスからの独立を果たしています。

1970年からは1991年までの間、左翼のクーデターによって国家名はコンゴ人民共和国とされていました。

2016年3月に行われた大統領選挙の結果に不満を持つ武装集団によって戦闘が始まり、治安当局との間で激しい銃撃戦が繰り広げられる等、一時的とはいえ治安の悪化が起こっています。


出典:http://www.anzen.mofa.go.jp/

その為、日本の外務省からもレベル1の渡航注意が喚起されているほか、他国と隣接する一部の地域ではレベル3の渡航中止喚起がなされています。




今、コンゴ共和国で大注目されている人々

平均月収がおよそ3万円前後と、日本の平均月収のおよそ1/10で生活をしているコンゴ共和国の人々。


出典:http://www.jifh.org/

長く続いた内戦によって教育も行き届いておらず、いたるところにごみが散乱しているだけではなく、内戦時に乗り捨てられた戦車などが放置されているところも点在しているという現在の日本からは想像つかないほどの戦争が身近な中で日々の暮らしを送っているそうです。

そんな中、勇気ある行動、素晴らしいと称賛を浴びている人々がいます。
その人々こそ世界へ無言のメッセージを発信している『サプール』なのです。
集団と聞くと何やら物騒なイメージが湧いてしまいますが、彼らは皆さんが抱いているイメージとは少し異なっているのです。

 

奇抜なファッションで大注目

サプールの人々はとてもカラフルな服装をしており、それによってとあるメッセージを世界中へ発信しています。

先ほど少し紹介しましたが、コンゴ共和国の人々の月収は約3万円前後。
普段の彼らはサトウキビを栽培したり、パーム油を作ったり、家畜を育てるなどの仕事を普段は行っているそうです。
そうして得られた収入の中から、月収の何倍もする海外のハイブランドのスーツに身を包み、街を闊歩しているのです。
そして街をゆったり歩く彼らはとても力強く、そして素晴らしい静かなるメッセージを込めているのです。

 

カラフルなスーツに隠されたメッセージとは?

彼らサプールの人々は日本人からするとハッとするほど艶やかな色とりどりの華やかなスーツに身を包んでいますが、彼らにとっては日本人がハイブランドの同じスーツを手に入れるより、何倍も大変な思いをして手に入れています。


出典:http://grapee.jp/

そうまでして彼らが発信しているのは“平和”へと歩んでいきたいという思いから、サプールの人々は『服が汚れるから戦わない』という意思表示を行っていたのです。

サプールの人々はなにも無秩序に派手な色の服装を行っているわけではありません。
3色以上の色は取り入れないという独自のルールを守って彼らなりのおしゃれを楽しんでいます。
身にまとっているハイブランドの衣装の美しさだけではなく、取り入れる色を押さえることで紳士として洗練されたおしゃれを楽しみ、教養を身に付けている事を多くの人に見てもらっていたのです。


出典:https://www.cinra.net/

そのため、彼らは自宅から出掛ける際にはゆっくりとちょっぴり気取ったスタイルで街を練り歩き、教会やクラブなどへ出掛けます。

なかにはパイプを加えている人もいますが、火は付いていませんし、タバコも入れられてはいません。
ファッションとしてパイプを加えており、美しい所作を多くの人々に見てもらい、人から尊敬される立場でなければならないとはっきりと自覚を持って行動を行っているのです。

日本でも幾度となくテレビやメディアで紹介されているサプールの人々は写真家にもなっています。


出典:http://real.tsite.jp/

写真はSAP CHANO氏こと茶野邦雄氏の写真集

来月からは『THE SAPEUR サプール写真展「平和をまとった紳士たち」』の写真展が開催されます。


出典:https://spice.eplus.jp/

サプール写真展
公式サイトはコチラ
9月7日~9月18日 大丸心斎橋店 北館14階イベントホール
9月13日~25日 松坂屋名古屋店 南館1階オルガン広場
9月28日~10月10日 大丸東京店 11階催事場
10月18日~10月30日 大丸札幌店 7階ホール
にて順次開催される予定です。

戦争が遠いものではなく、今もなお戦争によって辛く苦しい思いをしている人々がいるということを忘れないでほしいと思います。